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第2回鷗外講座(令和4年6月18日)

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鷗外講座の第2回目が開催され、出席をいたしました。
本年は森鷗外先生没後100年、生誕160年の記念すべき年にあたり森鷗外記念館では毎年行っている講演会に加えて年間5回の講座を計画しております。
私も鷗外生誕の地の町長として全国でごあいさつをさせて頂く機会が多くあり、これを機会に森鷗外を更に学びたいとの思いで時間の取れる限り参加したいと考えております。
第2回目のこの度は、都留文科大学名誉教授の田中実先生による講演でありました。
先生の巧みな話術に引き込まれ、素晴らしいお話でありました。
内容については私の解釈が間違っている可能性があることも考慮し具体的にここで記すことは遠慮したいと考えております。
ただ、近代小説を読むうえで肝要なのは「語り手」に注目すべきことや、表現された一つひとつの言葉について想像力を高め読み取ること、作品が書かれた時代の社会背景に思いを巡らせながら作者の意図を解釈してみようとすることなどについてお話を頂き感銘を受けました。
一見平板な内容に見える「鶏」という作品が、こうした視点をもって読むことで非常に深いものになるということを教わりました。
本日の講演は、ケーブルテレビでも放映する予定でありますが、是非地元の中学生や高校生に聞いてもらいたいとの思いを強くしたところでもあります。
田中先生のお話を聞いたうえで近代小説に向き合えば、さらに読書欲が高まり、子供たちが現代から未来を生きて行く上での生きる力をつけることにもつながると信じております。

鷗外講座1 鷗外講座2

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