島根県ケーブルテレビ協議会による東京セミナーが参議院会館で開催され、副会長の立場にて出席してまいりました。
総務省より情報流通行政局衛星・地域放送課地域放送推進室本橋充成室長にお越し頂き、「人口減少時代における地方のケーブルテレビの未来」と題してお話を頂くとともに、意見交換を行いました。
〇難視聴地域への放送視聴環境の整備、
〇災害時における避難情報等の確保、
〇地域DXの推進、
〇映像コンテンツを活用した地域情報発信
などのテーマに沿い、国としての考え方や各種支援事業についてご説明を頂き、非常に参考になりました。
本町においても、サンネットにちはらによるケーブルテレビ事業を運営しておりますが、吉賀町も含む地域の情報を住民の皆さまにお届けする重要な役割をもっております。
それは地域の素晴らしさを記録としてとどめ、郷土愛を醸成するとともに、防災面においては、重要なセーフティネットの役割をも発揮します。
また、内外に情報発信をするコンテンツとしても観光や定住等の地域振興への活用に有効であると認識しております。
今後においてもケーブルテレビ事業の重要性は変わりなく高いと考えられますが、一方で日進月歩のスピードで変革する情報技術の分野であり、機器の更新等の環境整備が絶え間なく続くことが予想され、実際に鹿足郡事務組合においてもこれから3カ年計画で基幹ネットワークの更新をはじめとした整備を行う予定となっております。
こうした状況においては、国の支援が必要不可欠であり、人口減少が進む鹿足郡をはじめ島根県の課題とケーブルテレビ事業の必要性を国に理解頂くうえで、この度のような機会は大きな意義をもつと感じております。
当日は、島根県ケーブルテレビ協議会として、
〇条件不利地域などに対してもあまねくサービスを提供している地方の中小CATVインフラが持続的に維持できるための支援、
〇細やかな地域の情報を発信しているCATV事業者が持続的に地域情報を提供できるための支援
などについて、要望活動を行いました。
今後も、当協議会のネットワークに積極的に参画し、サンネットにちはらの運営と地域住民の利便性の向上が図られるよう努力してまいりたいと思います。