昨日の当SNSにおいて、1月20日に行った島根県と島根県山岳連盟、津和野町による「島根かみあり国スポを契機としたスポーツクライミング競技の地域定着に向けた連携協定」の締結について報告させて頂きました。
本日は、本町がスポーツクライミング競技の開催地として決定された前後から、これまでの取り組み状況について報告させて頂きたいと思います。
最初にスポーツクライミングは、「スピード」「ボルダー」「リード」の3種目がありますが、島根かみあり国スポでは、高さ5m以下の壁に設定された複数のコースを制限時間内にいくつ登れたかを競う「ボルダー」と、制限時間内に高さ12m以上の壁のどの地点まで登れたかを競う「リード」が採用されており、この2種目について取り組んで行くこととなります。
本町では、令和3年度に町民が気軽に当競技に触れ、子どもから高齢者までが一緒に楽しめるよう、津和野中学校、旧木部中学校体育館、日原カントリーパークの3か所にボルダー施設を設置し、町民向けの体験会等を定期的に開催し、普及を図ってまいりました。
令和5年4月には、町内愛好者で組織する津和野町スポーツクライミング連盟が創設され、島根県山岳連盟へ加盟するとともに、普及活動を推進して頂いております。
令和6年4月には、選手や指導者を育成する目的で津和野町スポーツクライミングクラブが立ち上がり、5名から始まった活動も、現在では5歳児から高校生まで幅広い世代の子ども達が加入し、約20名と活動の輪が広がってきております。
また、現役の日本代表選手である山口県山岳・スポーツクライミング連盟所属の大田理裟さんに、島根県から支援を受け、魅力ある施設づくりへのアドバイスを頂くとともに、選手や指導者、審判などの競技役員の育成を進めております。
今後についても開催年である2030年に向け、ボルダー及びリードの施設整備、選手や指導者、審判等の人材確保、運営に関する各種準備等を進めて行くこととなりますが、大切なのは、地元の受け入れに対する理解と気運の醸成であることは言うまでもありません。
スポーツクライミングはオリンピックにも採用されるとともに、そそり立つ壁を力強く登って行く競技の迫力やダイナミズムが、見ているものを魅了し、世界的に人気が高まっております。
本町としても、当競技を町民の皆さまに親しんで頂き、大会を盛り上げるとともに、地元から選手や指導者、スタッフ等を育成、輩出して行きたいと思っております。
そのうえで大会後も当競技が本町に根づき、教育や地域振興に末永く活用されて行くことを目指して取り組んでまいりたいと思います。
これからも定期的にこの場にて取り組み状況を報告してまいりたいと思っておりますが、多くの皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。