島根県土木協会主催による国土交通省幹部職員との意見交換会が開催され、出席してまいりました。
第1部は治水事業について、第2部は道路事業について、本年も県内大半の首長が出席し、それぞれの取り組み状況の説明や要望等を行っております。
国交省からは水管理・国土保全局、道路局よりご出席いただき、河川や砂防等に関する国の動向や事業、道路関係の予算や事業の状況等について説明を頂き、意見交換を行っております。
私からは、第1部においては、
〇現在益田市及び吉賀町とともに取り組んでいる「高津川水系流域治水プロジェクト」において、大雨時の流出抑制によって下流域市街地への被害軽減を図る田んぼダムについて、
〇令和6年5月に既存情報を更新したうえ全世帯配布を行った「防災ハザードマップ」による水害リスク情報の提供と、洪水時の円滑かつ迅速な避難行動を促進する取り組み、
〇高津川を並走する国道187号における島根県の冠水対策事業と連携し、高津川沿いの町道の一部区間について進めている冠水対策事業などについて紹介しております。
また、町管理の普通河川において、護岸の浸食による堤防の流出や土砂堆積、樹木繁茂による土地への浸水が懸念される箇所が多数あり、これらについて必要な対策を実施するうえで、防災・減災、国土強靭化対策を推進するための予算確保、財政支援等についてお願いをしております。
第2部の道路局に対しては、一般国道9号(益田市~津和野町間)の防災対策、特に益田市神田町から津和野町枕瀬間の事前通行規制区間の解消に向けた抜本的な対策について、年間の救急搬送件数などをもとにお願いするとともに、町道・農林道における橋梁・トンネルの老朽化対策の推進に向けた予算確保や地方債制度の継続などについても要望しております。
毎年実施している意見交換会ですが、益田市や浜田市、吉賀町、また山口市等と行う個別の要望活動とともに、島根県や県内市町村が一堂に会して行う当会の意義は高いと認めており、今後もこうした場に積極的に出席し、本町の道路、河川の整備が着実に進むよう努力してまいりたいと思います。