元朝式への出席を終え、その後、町内各地での新年会へ出席することが正月の恒例ですが、いつもはじまりは上横道地区がスタートとなります。
当地区は自宅の上流部に位置する集落であるものの、忙しさの中で、年間を通して訪れることが少なくなってしまっており、訪問の道中、様々な状況を知る良い機会ともなりました。
特にアクセスは横道川沿いを走る県道匹見左鐙線であり、道路改良や防災対策事業など、日頃地元自治会から要望を頂き島根県に対して町からも事業推進のお願いをしている立場から、その進捗状況を確認することができます。
島根県においては、毎年着実に事業へ着手し、要望箇所の解決にあたって頂いていることを感謝しております。
限られた財源の中でありますから、全ての箇所を即座に解決頂くことを求めてはいけないと理解しながら、国土強靭化対策をはじめとする国予算の確保など、町として県と連携し取り組むことによって事業の進捗につなげてまいりたいと、現場を見ながら改めて認識したしだいです。
このあと他の新年会に向かうため1時間程度の滞在でありましたが、上横道地区の皆さんと地区の状況について様々に意見交換を行う有意義な時間となりました。
当地区はその昔、皆さんが出資し合い株式会社杣の里よこみちを設立し、旧小学校を活用して宿泊体験施設を運営されておりました。
猪料理や手打ちそばなど地元の食材をふんだんに使った料理の品々は大好評で、安蔵寺山への登山客をはじめ多くの方々にお越し頂いておりましたが、運営スタッフの高齢化等により数年前に運営を休止されております。
それでも地域をこれからも盛り上げて行こうとする方々はたくさん残っておられ、新年会でも元気な姿を拝見することができました。
西中国山地国定公園でありブナの原生林が素晴らしい安蔵寺山の麓に位置する当地区は、豊かな自然に囲まれ、清らかな水をはじめ豊富な恵みの恩恵を受けることのできる素晴らしいところです。
杣の里よこみちの施設とともに同時に休止した3つのバンガローもまだまだ十分に活用可能であり、今後も地区の皆さんと定住対策や地域活性化の取り組みを進めてまいりたいと思います。