映画「ザ・トゥルー・コスト~ファストファッション真の代償~」の上映会が左鐙公民館にて午前と午後の2回開催され、午前の部に参加し鑑賞してまいりました。
当映画は、大量生産と大量消費の弊害をファッション業界にスポットをあて、服の価格低下がもたらす地球環境や発展途上国の人権への深刻な影響について問題提起され、安さを追求する生産者と消費者へ思考転換を促すドキュメンタリーです。
私たちが普段来ている衣服が、そのブランドやショップは分かっても、生地や原材料がどのような環境で作られたものかというところまでは認識しておりません。
安く買えることは有り難いことながら、生産の対価としての価格設定に歪みが生じていないか、適正な価格であるということについて考えさられる機会となりました。
農業も同じで、農家の生産の過程が適正に反映された価格を消費者がもっと理解をして行かなければ、将来に渡って健康が担保される安心安全な農作物の生産に結び付いて行かないと今更ながら再認識しております。
毎日の生活において様々な消費をする私たちですが、ひとつひとつをもう少し奥深い視点で見つめながら実践することの重要性を感じたところであります。
大切な気づきを得た映画であり、開催を頂いた津和野町環境パートナーシップ会議の皆さまに敬意を表し、感謝を申し上げます。