全国史跡整備市町村協議会の臨時大会が開催され、出席してまいりました。
議題は、臨時大会後に行う陳情活動の内容となる令和7年度予算重点要望事項について確認を行っております。
ご来賓としては、文化庁関係者、そして我々の活動に対して党派を超えてご支援いただいている史跡保全議員連盟役員の国会議員の皆さまにご臨席を頂きました。
また史跡保全議員連盟に加入頂いている多くの衆参国会議員の皆さまにもお越し頂き、熱気あふれる大会となりました。
令和7年度の史跡等関係予算に資する重点要望事項は、これまで同様の3つの柱である〇史跡等買上げの充実、〇史跡等整備活用事業の拡充、〇埋蔵文化財発掘調査等の充実に加えて、本年は能登半島地域の文化財の復旧支援を掲げ、関連する予算の確保について要望活動を行うこととなっております。
大会後は、協議会正副会長は財務省等へ、それ以外は都道府県ごとに分かれ、それぞれの選出国会議員事務所にうかがい要望を行いました。
当協議会は、主として史跡名勝、天然記念物及び重要文化的景観を所有する市町村により組織され、現在630市町村が加盟しております。
このうち島根県内では8市町が加盟しており、この度の陳情活動では、5つの市町より教育長または文化財担当者に参加頂き、各市町の令和7年度の計画を説明し、そのための予算確保をお願いしております。
数多くの文化財を抱える津和野町にとっても、関連予算の確保は非常に重要であり、私も当協議会役員として毎年この大会と活動には参加しておりますが、本年も島根県選出の国会議員におかれては、お忙しい中、議員ご本人が丁寧に我々のお願いに耳を傾けて頂き、感謝しております。
尚、要望にてご説明をした本町の事業内容は、〇史跡「津和野城跡」の石垣修理事業、〇史跡「山陰道徳城峠・野坂峠越」の整備事業、〇天然記念物及び「青野山」の整備基本計画策定事業、〇史跡「西周旧居」の維持管理事業、〇史跡「津和野藩主亀井家墓所附亀井玆矩墓」の維持管理事業、〇津和野町内遺跡発掘調査事業について、となっております。
陳情行動終了後は、再び会員が一堂に会し、午後より報告会を行うとともに、東京大学史料編纂所教授本郷和人先生による「大河ドラマを振り返る」と題した講演会が開催されましたが、私は、午後からは道路関係の要望活動のため、興味深い演題でありましたが、お聞きすることが出来ませんでした。