自衛隊島根地方協力本部より山口勇人本部長をはじめとする皆さまが来庁され、防衛白書の概要について説明を頂きました。
防衛白書は、「一般国民、内外の有識者・専門家、諸外国の国防関係者を主な読書対象とし、国内外のできるだけ多くの方々に、できるだけ平易な形で、わが国防衛の現状と課題、防衛省・自衛隊の取り組みについて周知を図り、理解を得ることを目的とした、防衛省の年次報告書」との目的・位置づけにて毎年発刊されておられます。
令和6年は自衛隊発足70周年を迎えられており、当白書においてはこれまでの自衛隊の活動を振り返り、紹介することとあわせ、主に令和5年4月から一年間の、〇わが国を取り巻く安全保障環境、〇わが国の安全保障・防衛政策、〇防衛目標を実現するための3つのアプローチ、〇共通基盤(防衛生産、技術基盤、人的基盤)の強化などについて記述されております。
ロシアによるウクライナ侵攻やガザ地区の紛争は、幾多の戦争を経験し、人類が平和の大切さを学んだと思われる現代においても、無残な殺戮により想像を絶する数の尊い人命が失われている信じがたい現実をつきつけております。
そして、米中両国の競争激化と分断、中露の関係強化、大陸間弾道ミサイルなどの発射をエスカレートする北朝鮮の動向などは、わが国においても平和を祈願するだけではままならない脅威となりつつあることを感じておられる方々は多くおられるのではないかと想像しております。
こうした中、我が国の独立と平和を守るため、防衛省・自衛隊の皆さまが情報技術の進展にも対応しながら他国より優れた防衛力及び抑止力の強化に取り組んで頂いていることを心強く思っております。
先日、自衛隊殉職者の追悼式に出席をいたしましたが、厳しい訓練を日々積まれている皆さまに改めて敬意を表するとともに、今の私たちの平穏な暮らしは防衛省・自衛隊の皆さまの尊い志と使命感により実現されていることを決して忘れてはならないと思っております。
津和野町として、自衛隊員の募集などの協力を行っておりますが、防衛省・自衛隊の取り組みを周知することも大切かと考えております。
防衛白書は、ホームページにおいても閲覧できますので、ご関心のある方はご覧ください。