高津川です。
11月2日に大雨警報が発令され、かなりの雨量を伴う大雨が津和野町にも降りました。
11月という季節での大雨にとまどいながらも深夜より災害警戒体制に入り対応にあたってまいりましたが、昼過ぎからは回復するだろうとの見立てに反して、午後からもなかなか降りやまず、高津川もかなりの増水となりました。
結果として大きな被害が生じることなく安堵しておりますが、その後は秋晴れとなり、川の水嵩も平常時に戻りました。
「川が洗われる」と申しますが、増水後の高津川の流れの美しさは本当に素晴らしく、歩いている時や車の中からも、いたる所でその清らかさに目を奪われます。
川底まで見える透明感とキラキラと光る流れは、まさに洗われたという表現とともに、見るものの心まできれいにしてくれているように思います。
悲しいのは、その流れの美しさを伝えたいといろいろな場面で写真撮影を試みましたが、満足の1枚を撮ることができませんでした。
掲載した1枚も不本意なものですが、愛する高津川の素晴らしい一面を多くの方々に知って頂きたいとの思いから文章とともに掲載させて頂きました。
異常気象は心配ながらも、春や夏とも違う、この季節の増水後の流れは一段と美しいと感じる光景で、季節外れの大雨がこれまでとは違う感動をもたらしてくれたことに、災害警戒の緊張から解き放された気持ちとともに、有難さを感じております。