東京都文京区成澤廣修区長と私、津和野町長による交流12年を振り返るCATV対談番組の収録を森鷗外のお墓のある永明寺にて行いました。
森鷗外生誕の地津和野町と終焉の地文京区が平成24年に相互協力及び災害応援に関する協定を結び本年で12年となります。
また協定を契機として本町の地域活性化を推進する目的で、平成26年に津和野町東京事務所を文京区小石川に開設して以来、本年が10年の節目となります。
これまでの12年間、様々な交流事業を行ってまいりましたが、前日に開催された津和野三本松城築城700周年記念シンポジウムに成澤区長に来町頂いたタイミングにあわせて、番組収録を行いました。
津和野町では、平成7年に町立森鷗外記念館を建設しましたが、その後文京区において平成24年に区立森鷗外記念館を建設されました。
そこからご縁が始まります。
2つの森鷗外記念館による展示や研究の相互交流、平成24年の生誕150周年や令和4年の没後100年などの記念行事における自治体としての交流、平成25年の本町豪雨災害での文京区からの職員派遣などの支援、ふるさと納税を活用した共同事業であるこども宅食プロジェクト、文京区の財源において実施頂いている食材購入費補助事業、石見神楽公演をはじめとする様々な文化事業、子どもキャンプやラジオ体操による健康づくりなどの民間交流など、具体的な項目ごとに事業の紹介や思い出を振り返りながら、成澤区長にお話をうかがいました。
放映は、年末と年始に行う予定とサンネットにちはらより聞いております。
多くの皆さまにご覧頂ければ幸いです。
森鷗外のご縁ではじまった交流が、防災や産業振興などの様々な分野、更には行政だけではなく民間交流へと広がり、本町の文化力の向上や地域振興につながっていることを実感しております。
これも文京区のご協力、特に成澤区長のご理解があってこそと、感謝しております。