津和野町表彰式を日原小学校体育館で執り行いました。
本町の地域福祉の向上、文化財の保護など、それぞれの分野におきまして、長年にわたり地域社会の発展と町政に貢献をされた方として、本年は個人四名及び三団体の皆様方に対し表彰を行いました。
大庭耕助様は、昭和54年の池河句会の発足から現在に至る45年間の長きにわたり、句会の代表として地域の文化活動に尽力されました。
池河句会では毎月一回欠かさずに例会を開き、開催回数は500回を超え、現在もなお開催されております。
昭和60年には例会70回を記念し合同句集を発刊するとともに、会員の育成にも献身的に取り組んでこられました。
池河句会で俳句を創作することは、厳しい農作業の中で自らの思いや感情を表現する機会であり、会員の心のよりどころであったことが推測できます。
池河句会発足当初から長きにわたり、会員とともに地域の文化活動の発展に寄与されたことは模範となるものであり、その功績は多大であります。
児玉幸子様は、昭和59年から現在に至るまでの41年間の長きにわたり、書道教室にて子どもから大人まで様々な世代の人々へ書道の指導を行い、多くの資格取得者を育成しておられます。
また、習字研究社島根県連合会主催の漢字・かな・ペン研修会に講師補として参加し指導にあたるほか、令和5年に益田市の島根県芸術文化センターグラントワで開催された第39回習研島根県連西部地区書道展にて本部講師補として出展されるなど、その活躍は目覚ましいものであります。
書道を通じた文化教育により次世代を担う人材の育成を行い、幅広く活躍する姿は他の模範でありその功績は多大であります。
大庭照夫様は、平成13年10月に日原町助役に就任され地方自治の発展に尽力されました。
退任後は、地域の各種団体の代表として長年にわたり活動し地域社会の発展に貢献されました。
特に一般県道青原停車場線の全線改良工事において、青原停車場線改良整備促進期成同盟会会長及び地元小瀬自治会会長として、関係機関各所と地元地権者の方々など関係者間の調整に尽力され、その完工に貢献されました。
また、地域の高齢者の交流及び健康保持促進を目的にグラウンドゴルフの普及にも努められ、津和野グラウンドゴルフ場開設の運動にも取り組まれました。
開設後には、津和野町グラウンドゴルフ連盟会長として施設の利用促進と地域住民の健康及び福祉の増進に貢献され、その功績は多大であります。
齋藤仁士様は長年にわたり直地地域に関わる様々な事業において中心的な役割を担い、地域の振興に貢献されました。
なかでも直地児童館建設事業において、建設推進委員会を設立し、会長として直地地域及び耕田地域の広い地域を取りまとめ児童館設立に向けて尽力されました。
これは、現在の直地保育園へと繋がっており、津和野町全域からの入園者も多く迎え入れ、本町の子どもたちへの健全な育成に寄与するものであります。
また、千倉沼整備事業では、千倉沼を守る会を設立、会長に就任し活動を推進してこられました。
これにより千倉沼はきれいに整備され、ハイキング客や丁字草観察会など多くの人が安心して訪れることができるようになりました。
現在は会長を退任され、相談役として活動しておられます。
さらには青野山活用推進委員会を設立し相談役として活動を行うなど、長きにわたる直地地域の振興に貢献された功績は多大であります。
以上、個人の表彰4名を紹介いたしましたが、本日は長くなりましたので団体の表彰者は明日、掲載いたします。