ここから本文です。

芋煮と地酒の会(令和6年10月20日)

  • このページを印刷

殿町鷺舞モニュメント広場にて芋煮と地酒の会が開催され、激励に立ち寄ってまいりました。

長い歴史において住民の生活の中で受け継がれてきた津和野町の芋煮ですが、芋煮と地酒とともに楽しく語りあう芋煮会も古くから伝わる大切な文化です。
そんな素晴らしい芋煮を観光客の皆さまにも味わって頂こうとの主旨にて始まったのが当会であり、毎年この時期に開催され、秋の風物詩とも言えるものです。

火山灰土質の青野山の山麓から生まれる里芋は、きめ細かさや腰の強さなどに優れ、あぶった小鯛から出汁をとり、柚子のかわをそえて食べる本町の芋煮はシンプルながらも奥深い味わいが特徴で、多くの皆さまから高い評価を頂いております。

日本三大芋煮として連携する山形県中山町と愛媛県大洲市の芋煮は、里芋以外の具材はそれぞれ違うものの、どちらも濃口の醤油ベースであり、おすまし仕立ての本町の芋煮とは違う風味ながら、それぞれに特色をもった全国に誇れる郷土料理と言えます。

主催は本町の料理人の会「包友会」であり、プロの手仕事による芋煮の素晴らしさは言うまでもなく、同じくふるまわれた「華泉」、「高砂」、「初陣」の代表ブランドを持つ町内3つの酒蔵による銘酒とともに、ご賞味いただいた観光客や町民の皆さまには、十分にご満足いただけたものと確信しております。

当日は、左鐙神楽社中による石見神楽の舞も同会場で披露されました。
秋晴れの中で本町の伝統文化に触れながら、地酒と芋煮と共に過ごすひと時は、最高に心和む時間と言え、いつかは私もこの素晴らしい空間にてゆっくりと過ごしたいと夢見ております。

前日はつわの鯉恋来いまつりが開催され、片付け等も含め夜遅くまで働いておられたスタッフの方々が、当イベントにおいても再びお世話をされておりました。
秋のイベントシーズンにて毎週のように休日返上で出動しておられるかと拝察しておりますが、スタッフの皆さまに心から敬意を表し、感謝を申し上げたいと思います。

このページを見た方はこんなページも見ています

    このページに関するアンケート

    このページは見つけやすかったですか?
    このページの内容はわかりやすかったですか?
    このページは参考になりましたか?