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第59回全国史跡整備市町村協議会大会(令和6年10月9日)  

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全国史跡整備市町村協議会の全国大会が役員会と合わせ宮城県多賀城市にて開催され、理事の立場にて参加してまいりました。

史跡名勝や天然記念物、重要文化的景観を有する全国600を超える自治体により構成されている当会の会員が一堂に会し、文化財の保存活用の更なる推進を図ることを目的に毎年開催される全国大会ですが、多くの歴史文化財を有し、文化財行政が重要な施策の一つである津和野町としても万難を排して出席するよう心がけております。

本年の開催地である多賀城市は、特別史跡多賀城跡附寺跡や国宝多賀城碑を有し、文化財を活かした地域活力向上の先進的な取り組みを進めておられます。

この度は、衆議院の解散及び選挙の日程と重なったことから、政党の枠を超えて組織し、応援を頂いている史跡保全議員連盟加入の国会議員の方々のご出席は叶いませんでしたが、文化庁からは本年も多くの皆さまにご参加を頂き、令和7年度予算の概算要求などの情報提供を頂くほか、有意義な交流をさせて頂いております。

大会決議では、史跡等の保存活用に資するため、加盟市町村が一致団結して取り組んで行くことの重要性を再確認するとともに、
〇史跡等の買上げの充実、
〇史跡等整備活用事業の拡充、
〇埋蔵文化財発掘調査等の充実、
を柱とする令和7年度の国及び都道府県予算に関して特段の措置が講ぜられることを要望として掲げ、承認されております。

講演会では、「多賀城再考~東アジアの中の多賀城~」と題して佐藤信東京大学名誉教授のお話を聞きました。
日本の歴史において多賀城が果たした役割と現在の文化財としての重要性を学びながら、築城700年を迎えている津和野城跡の保存活用の責務を再認識したところであります。

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