本日は、津和野町議会9月定例会において審議頂いた議案のうち、令和6年度一般会計補正予算について報告をさせて頂きます。
この度の一般会計補正予算は歳入歳出それぞれ5億3,697万円を追加し、歳入歳出予算総額を100億1,645万3千円とするものです。
歳出のうち主なものはまず、脱炭素化の推進に伴う二酸化炭素排出抑制対策事業委託料2,089万6千円を計上しております。
これは、ゼロカーボンシティ宣言を行った本町として、今後脱炭素化を進めて行く上での計画づくりと具体策について調査等を行うもので、特に道の駅なごみの里の改修について検討を行います。
木質バイオマスガス化発電施設を設置し、燃料費抑制効果や脱炭素化への貢献度合いを調査するとともに、一定の実効性が認められた場合に温浴施設の改修と合わせ設計を行う予定としております。
道の駅は近年の物価高騰による温浴施設のコスト増と施設や設備の経年劣化による毎年の修繕費が課題となっており、改修に伴ってどの程度の改善効果が得られるかを業者に委託し、専門的な見地から検討してまいりたいと思います。
次に、ペンション北斗星整備工事費として1,141万3千円を計上いたしました。
休館しておりました当施設ですが、この度再開する予定となり、リニューアルを行うための予算です。
災害により通行止めとなっております町道北斗台線の復旧と合わせ、来年4月からの運営スタートを目指しておりますが、再開後には隣接の日原天文台とともに多くの皆さまにご来場を頂きたいと願っております。
次に、民間賃貸住宅建設支援事業及び空き家バンク改修補助事業の追加に伴う定住支援体制強化補助金として1,151万2千円を計上いたしました。
民間賃貸住宅建設支援事業は空き家改修による賃貸住宅建設に係る補助金でこの度申請があり、今年度は合計で7件の利用となります。
また、空き家バンク改修補助事業は、空き家バンク登録物件の改修に係る補助金で、新たに4件の追加申請があり、現在のところ合計で10件の利用となっております。
補正予算の金額は、この2事業を合わせての金額となります。
国及び県よりの有利な補助金を財源としておりますが、増加する空き家の改修と定住対策の観点から、今後も財源の目途がつくかぎり当事業を推進してまいりたいと思います。
尚、前記脱炭素関連とペンション改修の両事業ついても条件のよい補助事業を活用し財源としております。
本日は長くなりましたので、この続きはまた明日に報告させて頂きます。