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令和6年第8回津和野町議会定例会(令和6年9月13日)

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6日から始まった津和野町議会9月定例会において提案した議案のうち、条例改正や令和6年度補正予算等について審議を頂きました。

条例改正のうち主なものは津和野町水道事業給水条例の一部改正についてであります。
量水器口径と従量料金に係る料金表を区分ごとに定める条例を改正するもので、これにより水道料金を値上げすることとなります。

本町の水道料金については、平成17年の合併後に格差のあった旧町の料金を統一化するため平成23年に改定して以来、ずっと据え置いてまいりました。
旧町時代も含め本町の水道料金は県内他市町村と比較して低廉な水準で長年にわたり維持してまいりましたが、過疎化にともなう収入減少の一方で施設維持等のためのコストは増大しており、本来収支が均衡するべき水道事業会計は赤字が続く状況となっております。

今後も施設の老朽化等にも対応し、安心安全な水を安定的に提供し続けて行くためには、水道事業会計の収支改善は不可欠であり、この度やむなく値上げをさせて頂くこととなったしだいです。

料金改定は、従来と比較して40%の値上げとし、令和7年度に15%、令和8年度に15%、令和9年度に10%と3年間で段階的に引き上げることとしております。
これによって、例えば一般家庭(口径13ミリ)の利用水量(20立方メートル)では、これまでの1カ月3,300円が、令和9年度には1,320円増の4,620円となります。

大幅な値上げをお願いしなければならないことは心苦しいことなれど、本町の水道事業会計の収支を均衡させるためには72%の値上げが必要となり、この度の40%の値上げをもってしても赤字は解消されないことから、引き続き他会計より補填する計画です。
生活に直結する水道料金を出来得るかぎり低廉に設定し、予想される水道施設改修等に伴うコスト増に耐え、良質な水の安定供給を維持することとのバランスを取るために導き出したこの度の水準でありますことをご理解頂きますようお願いいたします。

当然のことながら、今後も老朽施設の改修等に限らず、管理運営費用も含めコストの低減について更なる経営改革を実施し、水道事業会計の収支均衡に向けて最大限の努力してまいりたいと思います。

令和6年度の補正予算については、来週月曜日のSNSにて報告させて頂きます。

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