島根県内町村長と丸山島根県知事との意見交換会が松江市にて開催され、出席してまいりました。
島根県の人口動態を中心とした概況と「人口減少に打ち勝ち、笑顔で暮らせる島根をつくる」を将来像とした第2期島根創生計画(令和7年度から令和11年度)の素案を説明されたのち、11町村長との意見交換を行いました。
新規・拡充を検討している主な施策等についてもご説明を頂きましたが、素案の段階であるためここで記すことは自粛したいと思います。
私からは津和野町の人口減少対策の取り組み状況や島根県に期待する支援策等についてお話をさせて頂きました。
若年女性の人口減少が引き続き高いことを踏まえての雇用の確保を目指した取り組みを進めるとともに、福祉・医療の職場を充実させることで、高齢者の町外流出を食い止める人口減少対策につながる効果についても期待していることなどを意見として述べております。
その上で、国の政策に影響を受ける介護報酬の改善や人材確保の支援、不採算医療等への財政支援などを県には働きかけて頂きたいと期待しております。
企業誘致の関係では、本町はメーカーの工場等は物流の条件不利地であることが高い障壁となっており、IT系企業の誘致に力を入れており、これまでも進出の実績が着実に出ているとともに、島根県からも中山間地域への進出企業に対して支援を拡充頂きたいとのお話をさせて頂いております。
その他、津和野高校の普通科改革を進出頂いた企業と連携して行い、情報技術に秀でた人材の育成と確保につなげる取り組みや、高校卒業生とのつながりを引き続き持ちながら、将来的に町内へのU・Iターンを促進する取り組みなども説明し、島根留学に対する島根県のより一層の支援をお願いしたところでもあります。
島根県には県内市町村と連携した様々な事業を展開して頂いております。
市町村の取り組みで解決出来ないところは島根県が支援し、市町村と島根県で限界のあることは、国に対しての働きかけを県より行って頂くなどの役割を担って頂いてもおります。
第2期の島根創生計画の策定段階において、現場である市町村の声を聞き反映させる姿勢に敬意を表するとともに、今後の実践段階においても常に情報交換を行いながら、取り組みを進めて頂きたいと期待しております。