津和野町議会臨時会が開催されました。
議案は、令和6年度津和野町一般会計補正予算についてであり、7月17日開催の臨時会において上程し否決となった津和野町伝統的建造物群保存地区防災事業の関連予算について再検討を行い、再度議案上程を行ったものです。
前回臨時議会において頂いたご意見をもとに、防火水槽の設置や防災施設等について事業費を精査し、減額の見込みを立てるとともに、施設管理のあり方についても現段階においての方針を示すことにより理解を頂くべく準備し議会に臨みました。
採決の結果としては、賛成多数で可決頂き、重伝建地区内の防災事業を進めることができる状況となりましたことに安堵しております。
今後は、予算に基づいて土地等の取得を行うと共に、防火水槽や防災施設等の詳細な設計に入ります。
歴史的価値をもつ重伝建地区内の街並みが維持されながら火災や水害から住民と家屋を守る当事業について、引き続き議員の皆さまのご意見を聞きながら次のステップへと進んでまいりたいと思います。
全国的に、歴史文化財の火災が発生しておりますが、その要因として類焼によるケースも見られます。
多くの文化財や特定物件が集中する重伝建地区内の防災事業について、今後も防災機能の強化と普及啓発の両面から慎重に検討を重ねてまいります。