島根県水源林造林協議会の総会が松江市の林業会館にて開催され、副会長の立場にて出席をしてまいりました。
当協議会は、水源林造成事業を推進するため、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林整備センター(名称は変遷しており現在のもの)と分収造林契約を締結した山林所有者や造林者等を会員として、全国の都道府県ごとに組織化され、島根県においても市町村や森林組合等が加盟しております。
森林は水源涵養という私たちの生活に欠かせない重要な機能をもっておりますが、山林所有者が自らの力では適正な森林整備が困難な箇所等を中心として、公的な組織である森林整備センターと連携(分収造林契約)することにより、国土保全を担う水源林が造成されております。
令和6年度の水源林造成事業の予算は、当初予算ベースで254.8億円、補正予算分の43.8億円を加えて、298.6億円が確保されており、これは対前年比100.5%となります。
この予算を活用して島根県においても水源涵養機能をはじめとする山林の公益的機能が更に発揮されるよう、関係者が一体となって水源林造成事業を推進して行くことが大切です。
当協議会はでは、令和6年度においても、
〇計画的な森林の整備・保全のための安定的財源の確保、
〇森林吸収源対策のための新規契約・植栽面積の確保、
〇適切な森林整備の維持に必要な保育予算の確保、
〇林業従事者の育成と安心安全な就労条件の整備、安定的雇用のための予算の確保、
〇新たな技術と安全な作業を身につけるための講習会の実施、
などを中心とした活動に取り組む計画としております。