主要地方道津和野田万川線(仮称)田二穂トンネル工事の貫通式が開催され、来賓としてお招きを頂き、出席してまいりました。
当県道は、住民の生活に密着し、山陰道や萩・石見空港へのアクセス道路として地域振興にも影響のある重要な道路です。
一方で、この区間は道幅が狭く地形に沿って蛇行してはしるなど交通の危険個所が多く存在するとともに、落石や大雨時の冠水など、自然災害に対して脆弱です。
こうしたことから、これまでも津和野町として島根県に対して道路改良等の要望活動を行っており、県におかれても対策工事を実施してきて頂いておりましたが、この度多額の予算確保を頂いて、トンネル工事に着手頂きました。
当事業は、田二穂工区約2.7kmのうち、トンネル区間(延長848m)を施行するもので、喜時雨側(378m)より大畑建設・カナツ技建工業・トガノ建設特別共同企業体が、山入側(470m)よりを今岡工業・まるなか建設・日新建設特別共同企業体が請け負われ、この度の貫通に到りました。
開通の暁には、安全で円滑な交通が確保されるとともに、災害時の避難路や物資輸送の道路として、更には救急患者の搬送がこれまでよりも一層スムースになり、まさに命の道路としての役割が果たされて行くものと、様々な効果に期待を寄せております。
津和野田万川線は部栄工区においても事業を進めて頂くとともに、関連して津和野川の高田から山入地区において河川改修事業を実施して頂いており、改めて島根県に対して深く感謝を申し上げます。
合わせて、地域住民にも様々な配慮を頂きながら立派に貫通をして頂いた請負業者の皆さまにもお礼を申し上げます。