百合の花の「つぼみ」です。
記憶があいまいで今年か昨年の春の出来事ですが、それまでの数年来、花が咲くこともなく放置されていたプランターを整理するため土を掘り返したところ、球根が残っておりました。
明らかに腐ってはいない状態と判断し、当時は何の球根かもわからないままに、別の鉢に新しい土と共に植え替えを行ったところ、どんどんと茎が成長し始め、立派なつぼみが現れたという経過です。
赤みを帯びた大きなつぼみから、どんな花を咲かせるのか期待を膨らませながら観察する日々は、とても楽しいものでありました。
その後、大輪の赤い花を咲かせ、その美しさにも感動しましたが、つぼみから花を咲かせるまでの間を、存分に満喫できたことに感謝しております。
それにしても、長い間球根のまま生きていた百合が、植え替えをしたと同時に成長し始めた理由は謎です。
勘違いか、あるいは育て方に対する探求意欲のなさを露呈したと言えるかもしれませんが、花を育てる上では、環境づくりが大切であるという気づきを得たことは、私にとっての重要な出来事でありました。
今は花も終わり、茎だけの状態となっております。
どのように越冬させて行くのか、そして来春は、日当たり等の置き場所、水やり、肥料、害虫対策など、よく調べた上で、再び立派な花を咲かせるよう大切に育ててみたいと思っております。