つわの学びみらいの評議員会が開催され出席いたしました。
津和野町は「教育の町」を掲げ、0歳児からのひとづくりプログラムを実践しておりますが、その主体的な役割を担っているのが当法人であり、「多様なヒト・モノ・コトそのすべてを学びの対象と捉え、新しい試みを加えて未来を創造する人材を創り続けて、成長が循環するまち」を目指した活動を行って頂いております。
令和5年度においては、保小中高(保育園・小学校・中学校・高校)それぞれを担当する教育魅力化コーディネーターが、保小連携、小中魅力化、高校魅力化を中心とした活動に取り組んでおります。
高校魅力化については、総合的な探求の時間ツコウT-PLANや課外のマイプロジェクト支援、地域系部活動グローカル・ラボ等を通して、主体性や積極性を身につけるための生徒のサポートを行うとともに、今後学術的な探求の要素を取り入れて行くことを目的に、高大連携(高校・大学)を視野に入れた大学との関係構築を進めております。
保小連携においては、子どもに関わる大人が立場を超えて連携し、架け橋期(義務教育開始前後の5歳児から小学校1年生の2年間)の主体的かつ対話的な学びを実現し、一人一人の多様性に配慮したうえで、全ての子どもに学びや生活の基盤を育くむことを目指した取り組みを行っております。
小中の魅力化については、地域の大人との1対1の対話活動や自らの成長を語る機会を設けるとともに、小中合同でのワークショップの企画や間伐体験から自分たちにできることを考えるプロジェクト活動にチャレンジするなどの取り組みを行っております。
また、町内2つの中学校をつなげる仕組みづくりとして、総合学習の時間を活用した本町独自のプログラムを作成し、生徒の自立をテーマに、本町で生まれ育ったことをベースとして、生徒自身が自己内省をした後に本町について考える取り組みを両中学校が一緒に行う設計としております。
長くなりますので、1年間の活動のごく一部を報告書から抜粋し紹介してまいりましたが、その他、様々な活動を当財団の多くの若いスタッフが、宮本代表理事のもとで情熱をもって取り組んで頂いており、頼もしく、感謝しております。
当然ながら活動を通して課題も様々に見出しておりますが、令和6年度においても、課題の解決を図りながら、津和野町の教育の魅力化が更に進んでいくことを確信しておりますし、町としても最大限のバックアップを行ってまいりたいと思います。