この度完成した益田広域消防本部の竣工式が執り行われ、出席をしてまいりました。
新しい消防本部は、益田市久城町に位置し、敷地面積10,246.58平方メートルに、本庁舎となる庁舎棟、訓練塔、広域消防団棟、車庫棟等を有しております。
新庁舎では、消防職員の消防活動能力を維持向上させるための教育訓練施設としての機能を有するのはもちろんのこと、圏域消防団や自主防災組織が各種の教育訓練が出来る機能、圏域住民が利用できる各種研修会及び講習会を開催する機能などを有しております。
また、遮蔽壁(しゃへいへき)には、益田翔陽高校、津和野高校、吉賀高校の美術部の皆さんに共同でデザインを製作して頂いたデザインタイルアートを施しております。
デザインコンセプトは「高津川」であり、高津川と3つの市町ゆかりの自然や財産が描かれた素晴らしい出来栄えとなっております。
令和5年2月24日に着工し、多くの関係企業の皆さまのご尽力により立派な施設を無事完成して頂いたことを、発注者である益田広域市町村圏事務組合の理事の立場としてもお礼を申し上げるしだいであります。
素晴らしい新庁舎の完成をうけて、今後更に益田圏域の消防力及び防災力の向上に努め、圏域住民の安心安全な生活が守られて行くことを期待しておりますし、津和野町長である理事の一人としても当事務組合の運営において努力してまいりたいと思います。
午前中に行われた竣工式の後は、内覧会等で圏域住民にも広く開放しましたが、約2000人の皆さまにご来場いただいたとうかがっております。
今後も、講習会等において多くの皆さまにご利用頂くことで、消防力・防災力の強化につながることを願ってもおります。