今年度実施された県内卒業生とのつながり創出モデル事業について報告を受けました。
当事業は、津和野高校の卒業生に対し、卒業後も津和野町との関わり持ち、定住や関係人口として本町の地域活性化に協力して頂くことなどを目的として、年間を通して、情報発信や体験プログラム等を実施するものです。
実施にあたっては、年度当初に公募プロポーザル方式により、一般社団法人津和野まちとぶんか創造センターに事業業務を委託しており、本日、一年間の取り組みの報告を玉木愛実代表理事より頂きました。
情報発信においては、津和野町公式LINEアカウント「つわの卒業Times」の登録者数を増やすとともに、様々な情報の配信を行って頂きました。
登録時に配信されるアンケートからは、卒業生が求める情報内容が把握でき、今後関心の高い情報の発信やイベントの開催などにつなげる予定です。
町内でのプログラム実施事業では、インターンシップの受け入れ、酒蔵を活用した意見交換会、内外の専門家や関係人口の受け皿となり地域づくりを実践する「津和野カレッジ」における津和野百景図を活用した「シン津和野百景図」プロジェクトの実施、高校3年生を対象とした卒業パーティなど、精力的な取り組みを頂きました。
また、様々な分野の専門家や研究者、活動家、社会人などの多様な人々が集合し、地域や社会について議論し、対話することを目的に開催された「津和野会議」では、全国から約160名の方々にお越し頂き、その中の津和野高校生卒業生11名が、「まちなか会議」を企画するなど、貴重な経験をする場となっております。
当事業は津和野高校魅力化の一環として実施するものですが、卒業後も津和野町とのつながりの中で、自らの人間力を引き続き高める機会ともなっていることは、まさに津和野高校の特色として魅力を高め、入学への動機づけとなるものと考えております。
報告会を受け、非常に素晴らしい事業を展開して頂いていることを実感してところであり、一般社団法人津和野まちとぶんか創造センターの皆さまに敬意を表するとともに、来年度以降も引き続きお願いし、更なる実績を積んで頂くことに大きな期待を寄せております。