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藤原辰史氏講演会(令和6年2月18日)

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青原地域まちづくり委員会主催、青原公民館共催による藤原辰史氏講演会が開催され、参加してまいりました。

藤原辰史先生は、島根県横田町(現奥出雲町)のご出身で、京都大学人文学研究所准教授であり、農業史と環境史を専門とした歴史学者でいらっしゃいます。
令和4年10月に青原地域においてご講演をして頂いたご縁にて、その時のお話が素晴らしく、感銘を受けられた皆さんの熱意によって再び、この度の講演が実現したとうかがっております。

藤原先生には、前回の講演会後に津和野町にお越し頂いた感想や本町の魅力を日本経済新聞において紹介して頂いております。
そしてこの度も大変にご多忙な中にもかかわらず、熱い要望に応え再び当地で講演を頂いたことに私からも深く感謝したいと思っております。

講演の内容については、私がこの場にて記すことはエチケットに反すると思っておりますので省略いたしますが、「この世界の暴力について~パレスチナ、ウクライナ、そして日本」と題したお話は、現在世界の中で起きている悲劇が、私たちの暮らしとも密接に関わっている問題であることや、報道等を通して伝えられていることばかりに捉われることなく、史実に基づいて様々な角度から考えてみることが重要であるといったことなど、多くの気づきを頂けるものでありました。

講演会後には、藤原先生と以前よりお付き合いのある津和野中学校山本悦生先生より、ロシアによるウクライナ侵攻を中心に題材として取り組んでこられた歴史学習の実践報告をして頂きました。
子供たちが現実におきている問題について、考え議論することに重点を置いた授業を展開されてきたことに強く感銘を受けました。

授業に臨むにあたって、山本先生自身が様々な角度から知識を習得され、子供たちが考え議論するために、入念な準備をされてこられたこともうかがい知れ、頭の下がる思いであります。

会場の青原小学校体育館には、会場満杯と言えるほどの多くの聴講者が来場されておりましたが、藤原先生と山本先生のお話を聞きながら、一人一人がまさに今起きていることについて身近な問題として考える、有意義な時間であったと拝察しております。

青原地域まちづくり委員会では、この度の事業について、多くの方々に参加して頂きながら皆で語り合いたいということ、そして、皆で語り合えることの出来る魅力的な当地域にやがて定住して頂きたいとの思いを込め実施されたとの趣旨を、最後に青原公民館長が来場の皆さまにお話しされました。

地域提案型助成事業を活用した素晴らしい事業を実践頂いた青原地域まちづくり委員会と青原公民館の皆様に心からの敬意を表し、感謝申し上げたいと思います。

藤原辰史氏講演会

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