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防災~女性参画シンポジウム(令和6年2月6日)

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「防災分野における女性の参画拡大に向けて」と題した、地方自治体の首長・幹部職員を対象としてのシンポジウムが開催され、WEBにて参加をいたしました。主催は内閣府男女共同参画局です。

シンポジウムは2部構成となっており、第一部は元鳥取県知事で大正大学地域構想研究所所長の片山善博氏による基調講演がありました。
鳥取県知事時代に取り組まれた管理職への女性登用をはじめとする男女共同参画推進の事例や県の防災会議における多様な人材を任命しての女性の視点を取り入れた支援の充実とその重要性等についてお話を頂きました。

次に、内閣府男女共同参画局岡田恵子局長より、能登半島地震における男女共同参画の視点からの実際に行われた取り組みについて、国からの女性職員の現地災害対策本部への派遣や避難所における女性の視点からのチェックシートの周知、キッズスペースや授乳スペースの設置、性暴力及びDVへの対応など、紹介を頂きました。

パネルディスカッションでは、静岡大学池田恵子教授をモデレーターとし、末松則子鈴鹿市長、伊勢久美子渋川市副市長、政狩拓哉泉大津市危機管理監の3名がパネリストとしてお話をされました。

池田教授からは、防災会議や危機管理部局に女性職員が入る場合と入らない場合に、実際の避難所運営等の現場や備蓄物資等の充実度において、差が出ているデータを中心としたお話が印象に残っております。
パネリストそれぞれのお話は、男女共同参画の視点から防災機能の強化を行われた実践事例として、参考となるものでありました。

全体を通して学んだことの中から一つを紹介いたしましと、多様な参画を推進することに配慮することは、新たな参画を生むということであります。
本町においても、災害対策本部を運営する上で、人的な限界が課題になりつつあります。役場職員と消防団以外にも支援をお願いすることを視野に入れる中で、多様な人材を受け入れるためには、「参画」を促す「配慮」からスタートすることが肝要であることを認識したところであり、今後の運営に心がけてまいりたいと思っております。

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