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第20回西周シンポジウム会(令和5年12月2日)

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西周シンポジウムが津和野庁舎増築棟で開催され、ごあいさつをしてまいりました。

第20回となりますが、新型コロナの影響を受け、途中1度だけ開催が見送られておりますので、年数としては21年目となります。
これまで長年にわたり、本町出身の偉大なる啓蒙思想家・西周の業績の顕彰と研究の推進を目的として、島根県立大学の皆さまには当シンポジウムを開催頂いてまいりましたことに心から感謝いたします。

島根県立大学とは平成29年に「西周研究にかかる連携・協力に関する協定」を締結して以来、様々な連携事業を行っておりますが、その核となるのが、西周新全集の編集・刊行です。
編纂委員会には、樺山紘一東京大学名誉教授を代表に、名だたる専門家の皆さまに委員としてご就任頂き、既刊である西周全集の著作の再精査や未収録であった草稿の発掘を行うなどして、新編としての西周全集の作成にあたって頂いております。

新全集6巻のうち、第3巻がいよいよ来年に刊行される予定となっており、続いてその他の巻も来年以降において刊行される見通しとお聞きしております。
全巻刊行のあかつきには、西周が残した偉大な業績を知るうえで貴重な資料となり、西周が改めてクローズアップされるきっかけにもなるものと期待を寄せております。

シンポジウムでは、第一部として、東洋大学名誉教授吉田公平先生より「西周の性善説批判」と題しての講演を頂きました。
第二部では、「新編西周全集」第三巻刊行記念として、元北海道科学大学教授手島邦夫先生より「第三巻の概要と教育編ほか」についてのお話を、上智大学教授服部隆先生より「第三巻の言語編・言語学者としての西周」についてのお話をそれぞれ頂きました。

手島先生と服部先生には、新全集の編纂委員を務めておられます。
第三巻の刊行が待ち遠しくなるような、そんな期待感をも抱いた素晴らしいお話を聞くことができ、貴重な機会となりました。

第20回西周シンポジウム

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