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公立大学法人島根県立大学と津和野町との包括的連携協定締結式(令和5年12月2日)

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公立大学法人島根県立大学と津和野町との包括的連携協定の提携式を津和野町役場本庁舎にて執り行いました。島根県立大学からは山下一也理事長(兼学長)、新田典利副理事長にお越し頂いております。

島根県立大学には、21年前より本町が生んだ偉人である西周の顕彰と研究の推進を目的として「西周シンポジウム」を、本町を会場として実施頂いており、そうしたご縁をもとにして、平成29年に「島根県立大学と津和野町の西周にかかる連携・協力に関する協定」を締結しております。

それ以来、シンポジウムを継続開催するとともに、平成30年からは西周新全集の編集と刊行を目的とした事業を、島根県立大学を中心に進めて頂き、本町としてもその事業に協力をしております。

本町としては、協定締結を契機として「西周賞」を創設し、全国から論文を募集し、東京大学名誉教授樺山紘一先生をはじめとする名だたる審査員による選考のもと、若手研究家への支援と育成を行ってまいりました。また、西周生誕記念講演会を毎年開催し、西周の功績等を町内外に広く周知するなど、協定の締結が西周の顕彰について大きな推進力となってまいりました。

こうした連携事業は、やがて西周の範疇にとどまらず、本町への島根県立大学サテライトオフィスの設置と津和野高校生や中学生との交流事業へ発展、インターンシップの受け入れ、地域枠推薦による看護学生の入学と地元医療機関への就職など、様々な分野に広がってきております。

こうした背景から、この度「包括的連携協定」を結ぶに至ったことは、ある意味では必然であったとも言えます。今後は、新たな協定締結を契機として更なる交流事業を進めてまいりたいと考えております。

具体的な構想としては、その一つとして、本町へのIT系誘致企業の社員確保が課題となっていることから、そうした人材を育成するための取り組みを大学がもっておられる知見や研究ノウハウを活用させて頂きながら、進めてまいりたいと思っております。            

大学としても、「島根創生を担う人材の育成」を山下学長のもと推進され、県内からの入学者50%以上、県内就職50%以上を目標として掲げておられます。本町も大学の方針に即した連携しての取り組みの中で、教育の魅力化や町内への定住対策につなげてまいりたいと大きな期待を寄せております。

公立大学法人島根県立大学と津和野町との包括的連携協定締結式

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