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ささつな自治体協議会令和5年秋の総会(令和5年11月8日)

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ささつな自治体協議会の総会を同日開催された安全・安心の道づくりを求める全国大会終了後より開催し、会長として出席をしてまいりました。

この度も全国から10名の町長とみずほ銀行をはじめとする多様な業種の大手企業に参加頂き、勉強会及び情報交換を行いました。

勉強会では、まず、内閣府より男女共同参画総務課専門職の藤田昌子様にお越し頂き「災害対応力を強化する女性の視点」についてお話を頂きました。
防災分野に女性が参画することで、多様な視点が災害対応に反映されるなど、防災力の強化につながります。
お話を通して我々首長が取り組むべき具体的な方策等について学ばせて頂きました。

津和野町も平成25年に豪雨災害に見舞われ、その時に避難所を長期間開設した経験がありますが、当時を振り返りながら、女性の避難所生活について、十分な配慮がなされていたかどうか反省するとともに、今後に活かすべき様々な気づきを得たと感謝しております。

また、全国的に発生している災害時においても、DVや性暴力、子どもに対する暴力が現実として起こっている事例をお聞きし、改めて男女共同参画の視点に立った平時からの防災対策が重要であることを認識したところでもあります。

実際に、市区町村防災会議における女性委員の割合が高い自治体では、女性用品や乳幼児用品、介護用品などの常備備蓄の割合が比例して高いデータが出ており、今後の本町の取り組み課題と言えるかと思っております。

次に、企業からは株式会社ルネサンスゲルケア事業本部近藤大祐様より、地域活性化支援事業について紹介を頂きました。
ルネサンス様では全国の自治体と連携し遊休施設を活用した健康づくり等の支援事業を展開されておられます。

津和野町と同程度の小規模な自治体と連携しての事業においても、採算性を含め数多く実績をあげられており、廃校利用やPPP及びPFIの手法など、非常に興味深いお話でありました。
参加された町長の皆さんからも積極的に質問がなされ、関心の高さがうかがい知れました。
本町においてもこうしたネットワークを大切に今後のまちづくりに活かしてまいりたいと思います。

ささつな自治体協議会は、国に対しての要望活動を行うといった特別な目的をもった組織ではありませんが、参画頂いている大手企業と情報交換を行えることや、国が進める事業についての勉強をする貴重な機会となっております。
合わせて、加盟自治体に災害が発生した場合には、相互支援の機能を持っております。
多忙な町村長の日程を調整するのは大変ですが、今後も、出来るだけ顔を合わせ、情報交換等を行う機会を大切にしてまいりたいと思います。

尚、会議終了後の懇親会は、毎回会場として使用している千代田プラットフォームスクウェアの1階にある「結ぶ食房~しまゆし」で開催いたしましたが、日本三大芋煮のPRとともに津和野産の食材を使った料理を提供して頂いておりました。
偶然な出来事に感激するとともに、しまゆし様に心から感謝いたします。

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