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津和野高校・東洋大学・立教大学・東京大学交流事業(令和5年9月15日)

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津和野高校視聴覚室において、津和野高校生と東洋大学、立教大学、東京大学の皆さんとの交流事業が開催され、参加してまいりました

昨年にも来町され、交流事業でお世話になった東洋大学国際学部教授藤本典継先生が指導されておられる大学院生も含めた15名の大学生の皆さんがお越しになりました。
映画「高津川」を製作された錦織良成監督のお話を津和野高校生とともに聴講された後、安川プロデューサーも交え、錦織監督との意見交換を行いました。

テーマは「田舎のくらしと都会のくらし」であります。
監督からは映画「高津川」の製作に至った経緯や思いは当然のこと、過去の作品である「白い船」や「レイルウェイズ」の制作秘話なども紹介頂きながら、田舎で生活することの意義や生活を守って行くことの大切さなどを、分かりやすくお話頂きました。

高校生も大学生も、一度映画「高津川」を鑑賞された上で監督のお話を聞かれており、熱く語られた監督の思いが伝わったものと想像しておりますが、日頃から人口減少がもたらす荒波とも言える多くの課題に対峙し、田舎の素晴らしさを全国の方々に分かってほしいと悪戦苦闘している私が一番、お話に共感し、感動したと言えるかもしれません。

会の最後に津和野町長としてのお話をする機会を頂きましたが、言葉の多くが監督により話された内容をなぞって行くものであったように感じております。
田舎と都会にはどちらにも良い特性があり、両者が補完しあいながら社会を成り立たせていたものが、人口の集中と過疎化等により、田舎の良き特性が失われつつある現状において、そのバランスが崩れ始めている事実を憂慮しております。
こうした課題を解決して行くためには、田舎の存在意義を都会の方々に理解して頂くことがまず大切と考え、その取り組みを田舎から主体的かつ積極的に行っていくことが重要でもあります。

そうした観点から、映画「高津川」は大切なツールになるものであり、全国の多くの方々に見て頂くことで、田舎への理解者が増えて行くものと期待しております。
そして、この度の交流事業のように津和野高校生やこの町に住む私たちと都会の大学生が一緒に、田舎と都会の暮らしについて考えることも重要な意味を持つと信じております。

その重要性を分かって頂いているからこそ、錦織監督と安川プロデューサーにはお忙しい中にもかかわらず、本町にお越し頂き、当事業へ熱心に向き合って頂いたものと拝察しており、感謝と深い尊敬の念を抱いております。

そして、この度このような素晴らしい機会をつくって頂いた東洋大学藤本先生と宮島校長先生をはじめとする津和野高校関係者の皆さまに心から感謝いたします。

津和野高校・東洋大学・立教大学・東京大学交流事業 津和野高校・東洋大学・立教大学・東京大学交流事業

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