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津和野高校同窓会総会(令和5年8月12日)

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島根県立津和野高等学校同窓会の総会が開催され、同窓生の一人でありますが、来賓としてお招きいただき、ごあいさつをしてまいりました。

津和野町長として、津和野高校後援会の会長も務めておりますが、後援会を中心としてこれまで実施してきた入学者を増やすための高校魅力化事業について、同窓会の皆さまにはご協力を頂いております。

津和野高校の生徒数はここ数年、一学年定員80名の2クラスを維持できる水準で推移しております。
これはひとえに高校関係者の皆さまのご努力の賜物と言えますが、後援会としても同窓会のご協力を頂きながら、高校のバックアップを行ってきた成果と認めております。

一方で、今後に向けては町内からの入学者を増やすことが課題であるという指摘も頂いており、県外と町内の入学者とがお互いを高め合いながら文武両道において励んでいる現在の高校の良さを町内外に情報発信することの必要性を感じてもおります。

同時に、魅力化事業を推進するための経費について、現在は国の交付金等を活用させて頂き財源としているものの、交付年限が決まっているため、今の間に各種事業が持続可能となる財源の確保策を確立しておくことも重要と考えております。

そのためには、クラウドファンディングやふるさと納税制度を活用することも一つの方策であり、全国で活躍されておられる同窓生の方々に「母校を守る」という観点から応援を頂く仕組みづくりが必要だと認めております。

現在は、一般財団法人「つわの学びみらい」を中心にゼロ歳児からの人づくり事業の一環として、高校魅力化と生徒数増に取り組んで頂いております。
優秀なスタッフに力を発揮してもらうためにも、財源の確保は課せられた課題であり解決に向けチャレンジをしてまいりたいと思います。

津和野高校が廃校となることは、町内唯一の高等教育機関を失い、教育にとどまらず産業面など本町に与える影響は計り知れません。
また、森鷗外や西周をはじめ数多くの偉人を輩出した藩校養老館の流れを汲む伝統校を守るという歴史文化継承の使命からも存続させて行かなければなりません。

今後も同窓会はもとより町民をはじめ多方面にわたる方々のご理解を頂きながら、津和野高校存続に向け努力してまいりたいと思います。

津和野高校同窓会総会

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