ボーイスカウト運動は、明治時代末期に日本に初めて紹介されました。大正時代に入ると各地の少年団体がスカウト式教育を取り入れたり、当初からスカウト式教育を念頭に置いた少年団がつくられていきました。この流れに大きな役割を果たしたのが津和野町出身の小柴博(1884-1925)です。
小柴博は1913(大正2)年、東京で修養団の精神教育幼年会を源とする東京少年軍(翌年、東京少年団に改称)を結成し、その後少年団の全国連絡組織として大日本少年団を作ります。また、下田豊松(1916年、東京少年団を範に北海道・岩内少年団を結成)とともに、1920(大正9)年、イギリス・ロンドンで開かれた第1回国際ジャンボリーに日本代表として参加しました。二人の帰国後、国内各地で全国組織結成の機運が高まり、1922(大正11)年には「少年團日本聯盟」が結成されることとなりました。
今年は、小柴博没後100年にあたることから、改めて小柴博の功績を考え、顕彰するため、津和野と東京をオンラインで結んだシンポジウムを開催します。
津和野町出身ながら、今まであまり知られてこなかった小柴の功績を知ることのできる機会です。ぜひご来場ください。
シンポジウム概要
「日本のボーイスカウト運動の基礎を築いた小柴博」
《主催》スカウティング研究センター 《共催》津和野町教育委員会
《後援》ボーイスカウト日本連盟・ボーイスカウト島根県連盟・山口県連盟
日時 令和7年12月6日(土) 13時30分~16時30分
場所 津和野町民センター2階 講義室
参加費 無料
お問い合わせ スカウティング研究センター(090-2215-6287)

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