本館は、日夜変貌をとげている国内外のさまざまな出来事を、写真を通じて身近に紹介する場として設置されました。
 その主旨にそって、写真は、一瞬の出来事から忘れてはならない歴史の痕跡までを忠実に記録している報道写真という分野を、本町出身で、報道写真家として第一線で活躍されている桑原史成氏の写真を中心に展示しています。
 私たちの記憶の奥に埋没している歴史の一コマーコマを、来館者の皆さまが、展示写真からその記憶に再現していただけたら幸いです。

桑原 史成
くわばら しせい
 
休館日の変更について(お知らせ) 
  2022年8月1日(月)より桑原史成写真美術館の休館日を次のとおり変更いたします。
 みなさまには、ご不便をおかけしますがご理解いただきますようお願いいたします。

 〇変更後:毎週木曜日(祝祭日を除く。)、12月29日~31日 
 
 ※ご来館のみなさまへお願い
 新型コロナウイルス感染症の感染予防のため下記について、ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

 ・発熱(37.5℃以上)、咳、のどの痛みなど風邪の症状や倦怠感がある方は、ご来館をお控えください。
 ・全ての方に、マスクの着用をお願いしております。
 ・館内では、他のお客様と十分な距離を開けていただきますようお願いいたします。
 ・入館時の手指の消毒やこまめな手洗いの徹底をお願いいたします。
 
桑原史成写真展 第3期

台湾/中国

2022.10.21~2023.1.18
※休館日:木曜(11/3は開館).12/29~31
 
                                               ©桑原史成
 桑原史成写真美術館の今回の展示は「台湾/中国」を展示します。
 
ここに展示の写真は、急速に経済成長を遂げた直近の台湾、また中国の「今日」ではありません。
 僕が台湾を最初に訪れたのは、半世紀余前の1967年で、以降も取材で幾度か訪れました。中国へは天安門事件(第二次)、“血の日曜日事件”と言われる198964日以降の事ですが、歴史の探訪の取材で数度か訪れています。
 ここで、少し近代史を振り返ることにします。日本と中国の国交が回復したのは19729月で、その後、中国側からの再三の要請で天皇の訪中が実現したのは199210月です。この中国との国交回復により、日本は台湾との関係を断交する事になりました。中国が急速に経済の発展を遂げる初動の原動力には、日本からの経済援助と民間企業の進出(技術移転)がありました。それから約30年の2010年に中国は国内総生産(GDP)で日本を抜いて世界第2位になったのです。
 第二次世界大戦後、中国での内戦で毛沢東が主導の中国共産党が1949101日に「中華人民共和国」を樹立しました。それまで「国民政府」を率いていた蒋介石軍は台湾に敗走し、中華民国を樹立した歴史が大まかな経緯です。そこで中国は、「台湾は中国領」という「外交戦略」が生まれた次第です。 この8月に、米国のナンシー・ペロシ下院議長が台湾入りしたことから、中国は軍事的な威嚇を連日のように繰り返して来ています。中国共産党の革命以来、香港の中国化に次いで「台湾の奪取」は歴代の政権の悲願となっています。 ここに展示の写真は、高度経済で近代化が進んだ現代の台湾ではないが、東シナ海に浮かぶ牧歌的で自然豊かな島、そして原住民たちの素朴な姿を見て頂きたい。
 
                                    報道写真家 桑原 史成
SHISEI KUWABARA MUSEUM OF PHOTOGRAPHY