かなり以前に撮影したものですが、藩校養老館が輩出した偉人の一人である福羽美静にまつわる石碑です。東京都の四ツ谷駅の傍に建っております。
表面には碑文が書かれておりますが、私の能力では読み解くことが出来ませんでしたので、後にインターネットで調べてみると、様々な方によって紹介されておりました。
要約すると、四ツ谷駅は明治27年に開業しましたがその数年後(明治29年)、駅周辺に桜の植樹が8名に有志によりなされ、そのことについて記された碑文であるとのことです。
明治33年に建立されたもので、碑文は福羽美静により書かれ「たれもみな このこころにて ここかしこ にしきをそへて さかえさせばや」という歌がそえられております。
福羽美静は、著名な国学者にして歌人であり、また明治時代には子爵、貴族院議員を務め、我が国の発展に功績を残した偉大な方です。
当時に植樹された桜は、今はもう残っていないものと想像しておりますが、郷土の偉人ゆかりの石碑が東京において現存していることは、とても誇りに思えます。
植樹をされた有志8名と福羽美静の関係について、現時点では認識不足でありますので、今後勉強してみたいと思います。