東京津和野会の総会が開催され、来賓としてお招きを頂き、出席をしてまいりました。
本年も青木勤会長をはじめ30名を超える方々が出席されるとともに、大谷幸生島根県東京事務所長及び河野誠東京吉賀会前会長にも来賓としてご出席を頂いております。
ごあいさつでは、津和野町の近況についてお話をいたしましたが、特に本年は津和野城築城700周年であり、記念行事を計画していることや、故障のため2年間運転が休止されていたSLやまぐち号が5月3日にいよいよ運転再開となることなどを紹介しております。
会員の皆さまからは、故郷を懐かしむとともに、将来の町の発展に対する叱咤激励の言葉を頂きました。
いつまでも皆様の故郷が心の拠り所として存在し続けるよう、まちづくりを更に進めて行かなければならないと気持ちを新たにしたところでありました。
懇親会では、津和野町出身のテノール歌手田中誠さんと同じく町出身の岩本拓郎さん(ギター、歌)、賛助出演された中村裕子さん(バイオリン)によるミニコンサートが行われました。
素晴らしい音楽を参加者一同堪能するとともに、改めて本町が多様な分野に才能ある方々を輩出していることを実感し、誇りに思いました。
披露された曲の一つに寺山修司作の「幸福が遠すぎたら」がありました。
このタイトルは知らなくても「さよならだけが人生ならば」のくだりはご存じの方が多いかと思います。
素晴らしい詩ですので、検索してみて頂ければ幸いです。
私は今話題の言葉「消滅」を詩の「さよなら」といつのまにか連想させながら聞いておりました。
過疎高齢化は厳しい現実ながら、先人たちの営みによりこれまで築かれてきた本町の歴史文化は誇り高きものであり、これからも歴史が積み重ねられ、輝きを増して行くことを信じ、今の町民生活を大切にすることに集中してまいりたいと気持ちを新たにいたしました。
素晴らしい詩とテノールの歌声から勇気をもらい感謝しております。
来年は当会結成50周年の節目を迎えるとのことであります。
津和野町東京事務所も本年10周年を迎えますが、当会の活性化とともに会員の皆さまに本町に対する応援を今後一層頂けるよう、運営に協力をしてまいりたいと思います。
写真は毎年発行されておられる会報誌です。
この度が第56号となります。