ここから本文です。

津和野町地域活性化複合施設竣工式(令和6年3月26日)

  • このページを印刷

「まごころ市場にちはら」として運営が始まる津和野町地域活性化複合施設の竣工式を行いました。

当施設の建設に到る経緯は、まず令和2年に日原地域連合自治会より町に対して「小売店等商業施設存続に関する要望」がなされたことに始まります。
これは、日原地域に唯一残っていたスーパーの後継者問題から、将来的な閉店により地域住民約三千人が一斉に買い物難民となる可能性を、関係者の皆さまが危惧されたことによるものでありました。時期を同じくして、津和野町議会に対しても同趣旨の請願がなされ、採択されております。

本来ならば、商業施設は、民間の経営において維持されるものでありますが、人口減少により採算性等との観点から民間の力だけでは運営が成り立たなくなりつつある現状において、地域の生活インフラの維持という観点から、行政が主体性をもって取り組んでいくしかないという考えのもと施設建設を決断したものであります。   

建設にあたっては、内閣府のデジタル田園都市国家構想交付金、更には合併特例債を充当することにより、町財政に極力負担のかからないよう有利な財源の確保に努めるなど準備を進め、完成に向け努力してまいりました。

一方で、施設の完成後、運営を担って頂く指定管理者を探すことも大きな課題となっておりました。
こうした中、株式会社丸久様が全国的な課題となりつつある中山間地域の買い物不便対策として、新しいモデルケースとも言える官民一体となった取り組みに対し、深いご理解とご賛同をいただき、この小さな町への出店をご決断頂いたところであります。

竣工式にご来賓としてご出席いただいた田中康男社長をはじめとする株式会社丸久の皆さま方の社会貢献に対する尊いお気持ちに対して改めて感謝を申し上げます。

当施設には、買い物支援センターや交流スペースを併設しております。
「移動スーパーとくし丸」と「まごころ便」を併用し、当施設の利用だけではなく、福祉的な観点から山間地域に住む高齢者の方々への生活物資配送をはじめ、よりきめ細かい買い物支援サービス事業も行って頂くこととしております。
また、交流スペースでは、町民の方々の憩いの場となるよう公共施設としての役割を持った活用を考えてまいります。

工事にあたりましては、施工を頂いた堀建設株式会社様をはじめとする建設業各社のご努力とともに、地元自治会、その他各種機関のご理解とご協力により無事、完成に至ったとも存じております。改めて当施設建設に携わって頂いた皆さまに厚くお礼を申し上げます。

この度の津和野町地域活性化複合施設の完成を契機として、地元農家や事業者との連携による経済振興、そして地域の活性化に向け、更なる施策の展開を図ってまいりたいと考えております。

地域活性化複合施設 地域活性化複合施設

地域活性化複合施設竣工 地域活性化複合施設竣工

このページを見た方はこんなページも見ています

    このページに関するアンケート

    このページは見つけやすかったですか?
    このページの内容はわかりやすかったですか?
    このページは参考になりましたか?