三重県明和町と京都府与謝野町、津和野町とで包括的連携に関する協定を結ぶこととなり、締結式を津和野町役場本庁舎において3町長出席のもと執り行いました。
与謝野町は、京都府北部に位置する町で、丹後ちりめんで知られた町です。国指定史跡「蛭子山古墳」を有し、加悦重要伝統的建造物群保存地区（通称ちりみん街道）が選定されるなど、歴史文化の薫り高い町とも言えます。
明和町は、国指定史跡「斎宮跡」を擁するとともに、「祈る皇女斎王のみやこ 斎宮」が本町と同時期に日本遺産認定を受けるなど、同じく歴史文化に造詣の深い町であります。
３つの町は全国史跡整備協議会に加盟し長年に渡り役員の任にあることから、古くからお付き合いがあり、平成26年には災害時相互応援協定を結んでおります。幸いにも協定締結以後、3町とも甚大な被害に見舞われるような災害は発生しておらず、これまでは、防災担当者がウェブや電話等にて情報交換を行い、私たち町長どうしも史跡整備協議会の会合において懇親を深めてまいりました。
このような交流を行ってきた中で、歴史文化を誇りとする共通の特性を持った３つの町が、災害相互応援にとどまらず、地域振興に関わる連携へと発展させることができないかとの機運がお互いに醸成され、この度の包括的連携の協定締結に至ったしだいです。
今後は、観光・産業、文化・教育、防災などの分野において、それぞれが有している人的・物的資源を有効に活用しながら、情報交換や交流事業を展開し、地域振興や地域課題の解決へとつなげてまいりたいと思います。
お忙しい中、遠路お越し下さいました世古口哲哉町長をはじめとする明和町の皆さま、山添藤真町長をはじめとする与謝野町の皆さまに、心からお礼を申し上げます。
