一般国道9号(益田市~山口市間)整備促進期成同盟会による国関係への要望活動を実施いたしました。
一般国道9号は、京都市から山陰地方を経由して下関市に至る我が国の重要な幹線道路でありますが、山口県央部と島根県西部地域においても防災面や経済面をはじめとする地域活性化を図る上で大切な道路であることは言うまでもありません。
一方で、この区間は道路が山と川沿いに走っているため、視距がとれない急カーブや線形不良箇所が多く、また、トンネルや橋梁についても完成後50年を経過するものが多数存在しているため、救急搬送などの住民生活に深刻な影響を与えないよう防災及び交通安全等の観点からも整備が望まれます。
合わせてこの区間においては、益田市神田から津和野町枕瀬間の10.5kmと山口市阿東篠目から宮野上間の8.8kmにおいて事前通行規制区間が存在しております。
前者は降り始めからの連続雨量が200mlを超えた場合に、後者は250mlを超えた場合を目安として通行止めとなり、実際に過去何度も規制がかかっております。
このような観点から、当区間の一般国道9号について整備促進と事前通行規制区間の解消に向けた抜本的な対策を講じて頂くよう、関係する山口市と益田市、吉賀町、そして津和野町とで国関係者に対して要望活動を行ったところであります。主な要望先は、国交省、財務省、島根県及び山口県選出国会議員です。
尚、10月23日と25日は、益田市及び浜田市、吉賀町、津和野町とで組織している浜田市~津和野町間幹線道路整備推進協議会として、石西国道9号の防災及び交通安全対策、事前通行規制区間(島根県側)の解消に関する要望活動を国関係者に対して行っております。
今後も様々な組織を通して、我々の生活に密着し大切な国道9号の整備促進に向け努力してまいりたいと思います。