福島県塙町にて全国源流サミットが開催され、担当課である農林課の職員と共に参加してまいりました。
以前にも紹介いたしましたが、当協議会は、全国各地の河川の最上流に位置する自治体を中心として平成17年に発足しました。
「源流」の素晴らしさや大切さを発信し、全国の方々の理解を深め、源流地域を守り振興を図って行くことを目的として活動を行っており、津和野町もその趣旨に賛同し、平成28年頃(不正確で申し訳ありません)より加盟しております。
主要な活動の一つが毎年行われる「源流サミット」であり、加盟自治体を中心に全国持ち回りで開催され、この度の福島県塙町が14回目となります。
ちなみに平成30年には本町で開催し、全国から加盟市町村の皆さまにお越し頂き、東京農業大学宮林茂幸先生や錦織良成監督のお話を聞いて頂きました。
この度のサミットでは、一日目の塙町の源流視察及び交流会に続き、二日目は首長サミット、宮林茂幸東京農業大学名誉教授のご講演、「源流と共に生きる私たち」と題してのパネルディスカッションなどが行われました。
源流地域は、国土保全や環境保全の重要な役割を果たしており、日本全体にとっても非常に重要な地域と言えます。
一方で源流地域は人口減少の波にさらされており、今後いかに社会を維持し、豊かな環境を守って行くかが重要な課題ともなっております。
この度の首長サミットでは、国民全体に源流域の意義をもっと深く理解して頂くことが大切であり、そのために源流基本法の制定と源流域の定義を明確にする活動を今後において進めて行くことを確認いたしました。
当サミットに集まる皆さまは、心優しく快活で信念をもった素晴らしい人たちばかりであり、交流することですごく力を与えてもらえると感謝しております。
地球環境問題、水不足、食糧危機などを通して将来的に源流地域の意義が高まる時代が必ず到来することを信じて、今後も当協議会の皆さまと活動をともにしてまいりたいと思っております。