地元選出の高見康裕衆議院議員がわさび関連の視察にて来町されました。
初期投資を抑えハウス栽培に取り組んで頂けるよう就農支援等を目的に導入しているリースハウスや自然を利用し根茎わさびが栽培されているワサビ田の現地視察と合わせ、会場を移してわさび生産農家や町農林課との意見交換を行い、私も中村県議とともに同席をさせて頂きました。
わさびは、冷たい一定の水温と水量、透水性の高い土壌、柔らかな日差しなどの環境条件が整わないと育ちませんが、津和野町は、すべての条件が満たされております。
わさびづくりに最適な恵まれた条件のもとで、生産者の知恵や経験に基づく技術と丁寧な手仕事によって生産される「島根わさび」は、都市部の高級飲食店からも高い評価が得られる程に品質の良いものです。
粘りのあるすりおろした島根わさびを口に含むとまず、ほのかな甘みとさわやかな香りが感じられ、その後、キリっとした辛味が広がります。
濃厚な口当たりも特徴で、お刺身をはじめ様々な料理を引き立たてますし、そのまま食べても日本酒との相性が抜群に良いと思っているのは私だけではないと思います。
意見交換会では、日原山葵生産組合の大庭敏成組合長はじめ生産者の方から、今後生産量の拡大が課題であることや、U・Iターンによる新規就農支援等の島根県とも連携した町の取り組みを情報提供させて頂いております。
高見議員からうかがったお話では、この度、国会議員によるわさびを応援するための議員連盟(正式名称をお聞きしておりませんでした)が結成されたとのことでありました。
わさび生産は農業農村振興に通じるものであり、国において理解と支援を頂く土壌が広がることは大変に有難いことと期待を寄せております。
当然のことながら国依存ではなく、素晴らしい品質を持った「島根わさび」の生産が拡大して行くための振興策を町としても積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
現在も、リースハウスの他に水田リースなど、様々な生産振興のメニューをつくり、意欲を持って取り組んでおられる農家への支援を行っておりますが、今後も新規就農の獲得に向け、情報発信等も推進してまいりたいと思います。
この度の視察においては、益田市匹見に移住され、わさび生産で実績をあげられている宮川純平さん(JAしまね西いわみ山葵協議会会長)も参加されました。
高品質のわさびを生産され定着されておられことへ敬服するとともに、見本として続く生産農家が本町にも増えることを目指して頑張ってまいりたいと思います。