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山本琹谷と津和野藩の絵師たち(令和5年8月15日)

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グラントワにおいて開催中の「山本琹谷と津和野藩の絵師たち」展を鑑賞してまいりました。

山本琹谷(やまもときんこく)は、1811年(文化8年)に津和野に生まれ、江戸時代末期から明治時代の初めに活躍した文人画家であり、人物画や花鳥画、山水画などの数多くの作品を残すとともに、津和野藩の絵師として藩邸における障壁画などの製作にも関わった偉人です。

この度、山本琹谷の没後150年を記念して、琹谷の初期から晩年までの作品と資料とともに、師である渡辺崋山などの関わりのあった絵師たちの作品が紹介されることとなりました。

全国の博物館所蔵や個人所有の作品等が集められ、展示されておりましたが、津和野町からも郷土館にて所蔵しております作品を提供させて頂いたほか、太鼓谷稲成神社などの町内施設所蔵のものも展示されており、興味深く拝見させて頂きました。

古き良き山水紫明の情感あふれる山水画や、色彩豊かに人物が描かれどこか愛嬌をも感じる板戸絵など、改めて山本琹谷の才能を堪能できる機会となりました。

展示会は前期と後期に分かれて作品の入れ替えがあり、どちらも鑑賞したいと思っておりましたが、日々の仕事が忙しく、残念ながら後期展示の訪問しか時間を確保することが出来ませんでした。
それでも、郷土の偉人の存在を再確認する良き機会となりましたことをうれしく思っておりますし、改めて山本琹谷が今後注目されることを願っております。

山本琹谷と津和野藩の絵師たち

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