桑原史成氏が土門拳賞を受賞されました。

 昨年(2013年)の728日には未明から雨が降り始めて夕刻まで続いた。記録的は降雨量で、名賀集落では甚大な被害が起きた。
  ぼくは奇遇にも帰省していて、この災害に遭遇することになった。その前日の727日は快晴で、津和野の本町通りでは伝統の鷺舞神事が行われていた。文献によると、この鷺舞神事は、1542年、時の城主・吉見正頼が京都から山口を経由して津和野に伝えたもので、ざっと470年の歴史が生き続け、「山陰の小京都」といわれる由縁はここにある。
 このたびの展示には、前回の写真の中から約20点を再展示した。ぼくの出生は、ここから約16qほど北方の益田市と萩市に隣接する辺境の地である。村の地名・木部は「昭和の大合併」で消えてしまった。そこで、僕は「奥津和野」ということにしている。
 その奥津和野の中曽野で富長山八幡宮の大祭において3年毎に地芝居の歌舞伎・「忠臣蔵−南部坂、雪の別れ」やコミカルな古典落語を喜劇芝居にした「大工調べ」や踊りが上演された。(2012年秋)


                                            報道写真家 桑原史成

 本館は、日夜変貌をとげている国内外のさまざまな出来事を、写真を通じて身近に紹介する場として設置されました。
 その主旨にそって、写真は、一瞬の出来事から忘れてはならない歴史の痕跡までを忠実に記録している報道写真という分野を、本町出身で、報道写真家として第一線で活躍されている桑原史成氏の写真を中心に展示しています。
 私たちの記憶の奥に埋没している歴史の一コマーコマを、来館者の皆さまが、展示写真からその記憶に再現していただけたら幸いです。
桑原 史成写真
桑原史成
くわぱらしせい
        

 
 2013年に優れた作品を発表した写真家に贈られる、第33回土門拳賞に桑原史成氏が選ばれました。対象となったのは、写真集「水俣事件」及び写真展「不知火海 The MINAMATA Disaster」です。
受賞記念写真展が、銀座ニコンサロン(5月)、大阪ニコンサロン(6月)、土門拳記念館(7月)で開催予定です。
 
ふるさと「津和野」
H26.3.21〜H26.6.18  開催中

第2期企画展は、 「水俣事件」 を予定しています。