アメリカに統治されていたオキナワが日本に復帰したのは1972515日で、今年は44年になった。この沖縄の75%の面積を在日米軍の施設が占めているとされ、それはまるで基地の島の中に沖縄がある、などと表現する人たちもいる。

ぼくの最初の沖縄取材は、復帰前の1967年のことで、ベトナム戦争の最中であった。沖縄の人たちの日常生活は、米軍のドル紙幣を使いコーラとハンバーガーそれにアイス・クリームの島で、公用語は英語だった。

このたびの展示は、沖縄の在日米軍を撮影した写真を中心に編集・展示を試みた。そうすることで泰平な日本ことに本土(ヤマトンチュー)の中にあって私たちは、沖縄がおかれている現実を読めるのではないかと考えたからである。

日本が辿ったアメリカとの戦争などの状況下で沖縄に過酷な宿命を背負わせることになった。それは、70年余が過ぎた今日でも、その軛(くびき)から解き放たれていない。

                                         報道写真家 桑原史成

 本館は、日夜変貌をとげている国内外のさまざまな出来事を、写真を通じて身近に紹介する場として設置されました。
 その主旨にそって、写真は、一瞬の出来事から忘れてはならない歴史の痕跡までを忠実に記録している報道写真という分野を、本町出身で、報道写真家として第一線で活躍されている桑原史成氏の写真を中心に展示しています。
 私たちの記憶の奥に埋没している歴史の一コマーコマを、来館者の皆さまが、展示写真からその記憶に再現していただけたら幸いです。

桑原史成
くわぱらしせい
        

 第4期展「北朝鮮−“机上の楽園”といわれて半世紀」
H28.12.16〜H29.3.15
 第3期展 「沖縄−菊の花は咲いたか−」
H28.9.16〜H28.12.14
12月15日は作品の入れ替えのため休館します。

SHISEI KUWABARA MUSEUM OF PHOTOGRAPHY