平成21年度展示スケジュール

春期展 平成21年3月13日(金)〜平成21年6月10日(水)


開館時間:通常 9:00〜17:00(最終入館16:45)
入館料:大人800円(650円)中高生400円(250円)小学生250円(100円)
( )内は20名様以上の団体料金
   
・第1展示室
展示ブース1 「安野光雅・少年の日の思い出 〜新作 木のぼりの詩〜」
展示ブース2 「繪本シェイクスピア劇場」
展示ブース3 「日本憧憬」T


 ・第2展示室  
「かぞえてみよう」
「空想の絵本」T

第1展示室


「安野光雅少年の日の思い出 〜新作 木のぼりの詩〜」
(展示期間:3月13日〜9月9日)


「木のぼりの詩」

「木のぼりの詩」 2008年・NHK出版

●木のぼりの詩〈新作〉… 春・夏期
安野光雅さんの最新作「木のぼりの詩(うた)」を初公開します。
この作品は、『昔の子どもたち』『ついきのうのこと』に続く、安野さんが故郷津和野で過ごした少年時代の思い出を綴ったシリーズの3作目にあたるもので、前作と同じく多感な10歳前後の自分史を絵日記風に描いています。
木のぼりをして落ちたことやお父さんの自転車に乗って塀にぶつかったり、弟にカルメ焼きを作ってあげたり、花の蜜を吸って遊んだり…。作品に登場している安野少年を含めた腕白で好奇心あふれる懐かしい子どもならではの「遊び」が随所に紹介されています。
また前作同様に、安野さんの恩師「藤本先生」の添削や日記への感想も添えられています。
現代では見る機会がなくなった子どもたちの世界は、「昔、子どもだったひと」へ懐かしさと子ども時代の大切さを伝える安野さんのメッセージが込められています。


「繪本シェイクスピア劇場」(展示期間:3月13日〜9月9日)


デンマーク、エルシアノ城の大広間。劇中劇の場

「ハムレット」第3幕第2場


●繪本シェイクスピア劇場 … 春・夏期
この作品は、劇作家シェイクスピアの戯曲をテーマにしたもので、1996年から1998年にかけて雑誌「本」(講談社発行)の表紙(文=松岡和子さん/翻訳家・演劇評論家)を飾りました。その後『繪本 シェイクスピア劇場』として一冊の本にまとめられ刊行されました。
シェイクスピアの全作品(37作品)の名場面を描いた本作品は、通常の作品よりも一回り大きく、他の風景画などにはみられない絵の具の厚塗りの部分などもあり臨場感豊かなものになっています。
原作が戯曲であるにもかかわらず、作品のいづれもが舞台を離れ、それぞれの名場面の特徴を安野さんの独創的な構図で仕上げられています。
また、この繪本は松岡和子さんの丁寧な解説が作品ごとに添えられ、この一冊でシェイクスピアが残した名作の概要を知ることが出来ます。
※松岡和子さんの解説は、松岡さんのホームページでも閲覧できます。  http://homepage1.nifty.com/shakespeare/shake.html




「日本憧憬〈T〉」

「長崎港」/「司馬遼太郎さんの歩いた道」より

●日本憧憬〈T〉… 毎期展示替
安野さんは国内外を問わず現在もスケッチの旅に出かけています。その旅は、安野さんが気の向くまま車を走らせる旅もあれば、時に司馬遼太カさんや出版社の編集者とともに歩き訪ねた道の記憶でもあります。
心動かされた風景に出会うまで、画材を携えながらいろいろな場所を探します。安野さんの言葉に置き換えると「お嫁さんか恋人を探す」(『絵のある人生』より)ような場所探しです。気に入った場所を見つけるとお気に入りの折りたたみ椅子に座り、一心にスケッチを始めます。 
風景は一瞬のものであり、風景が留まっていることはなく、良いと思いながら通り過ぎた風景でも、戻って同じ場所に立つと雲の流れや日の差し加減が違い、まったく別の風景になってしまうといいます。
山に囲まれた津和野で生まれ育った安野さんは山があると安心するといい、描きたいと思う風景にも山があることが多いといいます。
今年度は『司馬?太郎さんが歩いた道』と『風韻憧憬』から、日本列島を南から北へとさかのぼって展示します。
安野さんが心動かされた美しい日本の風景をご覧ください。



第2展示室


「かぞえてみよう」 1975年・講談社


「かぞえてみよう」の〈8〉のページ
美しい絵と共に、安野さんならではの色々なメッセージが込められています


●かぞえてみよう ・・・春・夏期
今から34年前に出版されたこの絵本は、現在でもとても斬新なアイデアがたくさん詰まっています。また『ふしぎなえ』や『もりのえほん』などと同様に、この絵本にも文章がありません。そこには絵本を読む人が自由に空想し、疑問を持ったり発見をしながら、一人ひとり独自の物語を広げていってほしいという安野さんの思いがこめられています。
安野さんは序文の中で「一万でも十万でも、数を数えることのできる子どもがいます。しかし本当は、数はその量を合わせてイメージを持ったものでなくては意味がありません。」と言い、この作品を「発見しながら数える楽しみをわかってもらうためのもの」だと述べています。
『かぞえてみよう』は真っ白な大雪原「0」からはじまり、たくさんの人でにぎわう「12」まで続いています。
「数える」楽しみと「発見する」楽しみ、そして物語を広げてゆく楽しみを一人ひとりが感じていただけたらと思います。
美しい絵本を開きながら、自分自身の物語をお楽しみ下さい。




「空想の繪本〈T〉」

「お酒の箱の部屋」/『空想の繪本』(講談社、1999年)より
 

●空想の繪本〈T〉・・・毎期展示替
安野さんは国内外を問わず現在もスケッチの旅に出かけています。その旅は、安野さんが気の向くまま車を走らせる旅もあれば、時に司馬遼太カさんや出版社の編集者とともに歩き訪ねた道の記憶でもあります。
心動かされた風景に出会うまで、画材を携えながらいろいろな場所を探します。安野さんの言葉に置き換えると「お嫁さんか恋人を探す」(『絵のある人生』より)ような場所探しです。気に入った場所を見つけるとお気に入りの折りたたみ椅子に座り、一心にスケッチを始めます。 
風景は一瞬のものであり、風景が留まっていることはなく、良いと思いながら通り過ぎた風景でも、戻って同じ場所に立つと雲の流れや日の差し加減が違い、まったく別の風景になってしまうといいます。
山に囲まれた津和野で生まれ育った安野さんは山があると安心するといい、描きたいと思う風景にも山があることが多いといいます。
今年度は『司馬?太郎さんが歩いた道』と『風韻憧憬』から、日本列島を南から北へとさかのぼって展示します。
安野さんが心動かされた美しい日本の風景をご覧ください。



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