「ふしぎなたね」
安野は数学や科学にも関心が深く、その興味を作品として表してきました。
安野が中心となり創作された絵本「美しい数学」全七シリーズ(童話屋発行)は私たちの身近な世界中での数学が表されており、数学の世界を具体的に楽しく考えることが出来る内容になっています。
「自然が美しいように、数学も美しい。そのはずなのにこの頃は、入学試験と、それに適応しようとする教育のためか、数学は誤解されて、ひどい嫌われものになってしまった。でも本当は、だれかさんのように、美しい。昔は女神にたとえられたくらいだった。その姿をのぞき見るために、私達の本が少しでも役に立つといいのだけれど。」安野のそのような思いも込められています。
「ふしぎなたね」は、仙人に不思議な種をもらった男のお話です。
一つのタネを地面に埋めると二つのタネができ、次の年二つのタネから四つのタネができ…、という「倍数」を表しています。
「数学」と聞くと何となく苦手意識を持つ方も多いと思いますが、安野の絵と共に考えてみるとおもしろいでしょう。
※秋期展と同じ