平成17年度展示スケジュール
年間テーマ「絵とイマジネーション」

夏期展 H17.6.10〜9.7 休館日 H17.9.8(木)


会期中無休
開館時間:通常 09:00〜17:00(最終入館16:45)
入館料:〜8/31 大人600円(500円) 中高生300円(200円) 小学生200円(100円)

※平成17年9月9日より入館料が改定します。
大人800円(650円)中高生400円(250円)小学生250円(100円)
   
 ・第1展示室
  展示ブース1 「つい きのうのこと−續 昔の子どもたち−」 27点
  展示ブース2 「シンデレラ」 13点
  展示ブース3 「歌の風景」(前期) 18点
  展示ブース4  季節の草花(夏)−野の花と小人たち・みちの辺の花− 16点

 ・第2展示室  
  展示ブース1 文字を考える絵本 −ABCの本・あいうえおの本− 18点
  展示ブース2 「さかさま」 17点



「つい きのうのこと−續 昔の子どもたち−」(最新作

 

 この作品は、2003年に発行された「昔の子どもたち」の続編で、今年5月25日に発行された最新作の原画を展示公開します。
 27点からなる作品では、安野が自らの子ども時代(昭和初期)を振り返り、思い出を絵日記風に表しています。友だちの家で初めて『活動写真』を観たときの感動、津和野・稲成神社のお祭りで目にした数々の催しがおもしろかったことなど、「つい きのうのこと」のように思い出される記憶の数々が描かれています。
 懐かしくほのぼのとした想いで創作されたということが、きっと伝わってくることでしょう。



「シンデレラ」(初公開展示)

 この絵本は1974年に描いたものです。
 つまり、いまからおよそ30年前の仕事ということになります。
 そのころ、世界文化社に重松祥司という青年編集者がいました。碁について言うと、今は彼の方が強いけれど、そのころは、わたしのほうが強くて、いつもわたしが威張っておりました。彼は、仕事のできる人で、後にその世界文化社の重役になりましたが、何時しか頭がグレイになりはじめ、退職のときがきました。そして身辺を整理していたところ、むかしわたしが描いた絵がいろいろと出てきたというのです。それらの絵の中で、主にカットを中心にして「安野光雅のいかれたカバン」という本を出したばかりです。
 その本の中には、いろんなことが書いてありますので、機会があったら、見て下さい。
 このシンデレラの絵本は、その同じころ、わたしが描いたものです。古いし、そのころは紙も絵の具も違っていたので、今となってはその色などもかわり、むかしの絵などを見せるのははずかしいと思うのですが、しかし、これも通って来た道なので、せっかく出てきたんだから、恥をしのんで見てもらおうということになりました。
 文章は他の方が書かれたのですが、ここでは、わたしが簡単に文字の部分を、書き添えることにしました。
 よく、知られているお話ですから、自由に想像して見て下さい。    (安野光雅)



季節の草花(夏)−野の花と小人たち・みちの辺の花−

 わたしたちは、季節の移ろいを路傍の草花や樹木の変容で感じることがあります。そんな身近にある草花を安野は好きだと言います。
 今年度は安野が描いた「野の花と小人たち」「みちの辺の花」シリーズから夏に花を咲かせる草花をご紹介します。




「歌の風景」

(前期:6/10〜9/7・後期:9/9〜12/7 前・後期で作品を入れ替えます)

 安野が世界で歌い継がれてきた歌の故郷を訪ねて描いた風景画です。「ロンドンばしがおっこちる」や「メリーさんの羊」など誰もがよく知っている歌をテーマに描かれた水彩画です。



「さかさま」

 「ふしぎなえ」に続き、1969年に福音館書店から出版された安野の2冊目の絵本の原画で、17点の作品からなっています。どちらが上でどちらが下か、表と思って見ていたら裏だったというような、錯視を利用した絵は、安野の空想の中で育まれ、描かれたものです。絵の中では成り立っているのに、現実にはあり得ない「さかさま」の世界をお楽しみください。




「文字を考える絵本 −ABCの本・あいうえおの本−」

 春に引き続き「文字を考える絵本」(後期)を展示します。作品を入れ替え、「ABCの本」「あいうえおの本」から各9点の原画を展示します。